2012-12-02 星の降る野に 星の降る野に 骸のように 静かに身を横たえる疲れきって 汚れきって 何の希望もなく 欲望をもたげる力もない満天の星の その向こうに 何があるのか 彼は薄れゆく意識の中で 思っているそこには祭壇があって 力と自信と野望に満ちた かつての彼の遺影が 飾られているかもしれない超宇宙的なものに かすかに 生かされた 人 自分満天の星が 彼に答えるように またたいた