2013-01-01から1年間の記事一覧

炭酸水

ふちが欠け 足りなくなったグラスに 炭酸水を注ぐ ぎりぎりにしゅわしゅわ ぷつぷつ しゃべってる何か熱心に しゃべっている震えてしまう手で 炭酸水を 一気に飲み干す一瞬の 身を貫く エクスタシー 私の中の炭酸水しゅわしゅわ ぶつぶつ つぶやいてる何か不…

青白いさやが茎から すうっとさがって ゆれている さやの中の 蠢きが 世を嘆いた私の 肩を抱いて(芯はうずうずと 振動し始めた) さやは地面にあっけなく落ちて ぱかりと割れ とき色の虫が這い出した 虫はいろいろに染まりながら つたつたと這い 啓示を受けた…

今どーなってるの?その後

11/9「今、どーなってるの?」 おかげさまで、無事に、病人もでないで、終わりました (ホッ)。 見ていただいた方々、本当にありがとうございましたm(_ _)m。私個人で言うと、いつもとは違うことをやりました。 BGMをじゃんじゃんかけていただいて。とても…

今、どーなってるの?

いよいよ今晩、 伝説の(?)イベントライブ身体はもはや調子が良い時など ないよそれが「今」それでいいのだ!!人間の皮を脱ぎ捨て3匹のしなやかな獣になれ!今晩19時30分高円寺アローンでお会いできたら 幸せです。

本日ライブのレッスンです。

最近、詩が浮かばないので日記でごまかしている、てへへ。今日これからアローンでレッスン、次回のライブのためのレッスン。 次回のライブは11月9日の企画もの「いま、どーなってるの?」(副題アラカンナイト、説明なし)もちろん、高円寺アローンでやり…

*1380967652*リーガルハイ2 今仕事帰り、重い身体を引きずりながら大井町線に乗ったら わぉ〜♪中刷り広告は、全部「リーガルハイ」だったブランディを持ったら似合いそうな、 堺雅人いいや古美門研介の渋い顔、思わずにんまりと笑っちゃうトーンの高い声で…

リーガルハイ

この所、親のあれこれで忙しく、 仕事の方も、色々事情があって忙しく、 おまけに、どっぷりと風邪まで引いてしまい 貞子のように、暗い穴の中でもがいて いたが嗚呼、そこにまぶしい光が差してきた「リーガルハイ」またやるのね!!(*^。^*) うれし〜♪うれし…

時の虫

あなたの淋しい背中が 消えていったセイタカアワダチソウその近くの水飲み場で 私は手首を切った 土に吸い込まれていく血色の滴 ぼんやり見ている 私 子ども達 またその親達蟻達は せわしなく動き回る寝間着の中を 這い回る 銀色の虫 ぎしぎしと 脳に入り込…

さけび

茫々と 風が吹きすさぶ葦原に ただ棒のように突っ立って ひんがしの山々に向かい 叫ぶのだ曲がらない身体を ぎしぎし軋ませて有らん限りの この世の終わりの声でそれは修羅場のようであり 極楽のようでもあり死ぬ力で 死なない力で 生き延びる力で半世紀前の…

母の転倒

少し前に 母が転んだ 一人っきりの マンションの玄関の所で頭から血を流して 肘と大腿骨を折りながらも 10時間 倒れたまま 飲まず食わずで夜 通いのおばちゃんから 連絡を受けた私は かーっと 頭に血が上った 「母は息してますか?脈は?」 遠方にいる自分は…

泥のつぶて

一心不乱に 泥のつぶてを作る握りやすい大きさに己の 怒りと 不甲斐なさの数ほど 沢山それを海に向かって 無我夢中で 投げるそういう風に 自分を 空っぽに しなければ私は私を 殺してしまうだろう

奇妙な実

しらばっくれたって 年輪は そこかしこに こびとのように見え隠れして知らんぷりする ふてぶてしさにも なすりつけられない哀しみが魂はくねくねと この世に媚びを売って裏切りのように 私の胸には 瑞々しい乳房が 花開くそこは地球が終わっても 生き続ける…

わたしの骨

びっしょりと冷たい 濡れ衣を 着せられているもうこうなったら、 肉を脱ぎ捨てるしかない何ごとも命がけだいつの間にか ビラビラと飾りが付いてしまった 信じてもらうには 純真無垢で愛らしい骨を 見せるしかない最後の証明刀を首の根元につきたて 真っ直ぐ…

歌う人

鋭い目で 叫んでいた甘ったれた他人にむかって 有象無象が飛び交う空虚に向かって底なしの泥沼から這い上がってきた 息絶え絶えの無頼漢が唾と鼻水を飛び散らせて 断末魔の言葉を 鉄砲のように ばんばん射っていたそして多くのものは 打ち抜かれて くたばっ…

毒なす

女は 見定めた男に種を蒔き 瞬く間に成長させ 養分を吸い上げて 黄色の実をたわわに育て上げる毒なすの雄叫びが夜を裂く平凡な顔に月並みな身体 今一つなファッション 彼女の桜色の唇から飛び出す とろとろが男心を侵食する毒なすの蔓は紫に光って くるくる…

出鱈目な夜

本当に久しぶりにアピア40で友川カズキを見ました! 私にとって、彼のライブに行くということは、ただ単に音楽を聞きに行くということではなく、魂を揺さぶりに行くということで、体力と覚悟がいる行為です。楽しかったとか、素晴らしかったとか、言うつも…

しん しん しん

新 新 新 どんどんかわるのわたしをおいて おもいなどやくたいもないもの?信 信 信 おとなになるほどしんじるというあいまいなことがわからなくなる それはりせいか ほんのうか? それともからっぽなむねをうめるうめくさ?進 進 進 とにかくまえをむいて い…

小さなお花見会

先日友人とふたりで小さなお花見会をしました。 場所は洗足池です。 気のせいか、東北大震災の前よりお店屋さんが寂しくなってました。 まだ二年しか経ってないんだもの、仕方がないし、そのことは絶対に忘れちゃいけないと思う。でも桜は綺麗だった。この漢…

ゆめ

森の奥には 小さなみずうみ 大きな月が浮かんでいる 足先をそっと浸す… 吸い込まれる 吸い込まれていく気がつくと 懐かしい生家 死んだはずのおばあちゃんが 立ち話兄貴が青洟をすすりながら 悪い顔で 子分を引き連れて 闊歩してると、母が白い割烹着を着て …

花曇り

花冷えの夜 肌寒くて 男が忘れていったシャツの 汗臭い匂いを嗅ぎながら 眠った目覚めると 目尻から頬へと 流れの跡 暖かい湯で なかった事にして白い手で1秒1秒紡ぐ それは濃密なようで 陽炎のようでもあり深緑が青ぎった陰を作り 照りつける太陽が 焦げ…

4/2(火曜日) 

高円寺アローンでライブをやります。 開場:19:00、開演:19:30 出演者:鈴木純子(踊り) / ゆり(朗読) / サンダーフック(vo,g)皆様、みにきてくださいね(^_-)

鈴木美代子さん

鈴木美代子さんは普通のオバサン 歩くときは少々がに股 扁平足で地面をのっしのっし踏み固める着るものはアースカラー 彼女なりの哲学で 地球に溶け込む彼女の輪郭デスクワークをするときは 自作の花柄アームカバー ダサいけど、田舎の乙女の初恋を思い出す…

逆Yの字     ー アンテナびんびんナイト即興の詩ー

生きているのに 後ろめたくて お月様にお尻をさらして 脚の間からこっそり覗いた月は黄色く滲んで 脚のあいだでにっこり微笑んで 暖かだった腰が痛くても 脚が突っ張っても 逆Yの字の中心から 活きのいい 小鬼が駆け回り 喝を入れるまで じっとそのままに…脚…

アボカド   ーアンテナびんびんナイトお題の詩ー

花粉症だから 洗濯物は外に干さず 浴室の突っ張り棒に干す 乾燥機のタイマーをセットし 自由になる 何をしようか 丸1日の自由 映画見ようか 本読もうか 何もしないのもいいよね 考えているうちに 眠ってしまい 気がつくとタイマーは 切れていた楽しみながら …

虫干し

新しい光の下に 隠れようとする自分群をひっぱり出し 虫千ししよう 湿っぽい気持ちは蒸化させ かび臭い思いは退治して すかすかの心になって 1日1日の 真新しい本のような匂いの 気体で身体いっぱいにして 軽いステップで過ごせたら電車の中で小さい夢

雛祭り

祭壇には生きの良い魚と緑にたぎった葉っぱ 祝い膳を並べて 乾杯しましょう生き物たちの形は 似たり寄ったり 生き物たちの目も 似たり寄ったり生き物たちの生き様も 似たり寄ったり平和でぬるく穏便に 生き抜くため乾杯で 景気をつけて雌しべたちよ この世に…

呪文

わたくしに必要なのは ほんのわずかなユトリロロロラリルレロ静かな環境とパッショナータァァアイウエオバランスにまみれた食事はもういらないですススス、好きなのあなたの指先ぬくぬくと眠ってあらってあらってえええ白くこもって 元気に こもってこもって…

魍魎の匣

ひとひらの雪をすくい うなじにあて じゅうと音が空に響き鬼に賄賂をわたした 後ろめたさで自分の形を しばれる夜に こっそりと隠そうと 小さく丸くなるいにしえの卑弥呼は 朝靄に紛れ 石の斧を振り下ろし その屍を 傍らに 夜毎子守歌を歌ったというわたくし…

ノート

今日を綴じつけようとする時 閉じられないノートを前に めくれないノートを前に うなだれるノートは記録だ 川がどういう風に流れてきたか 風がどう起こってきたか 土が何を細かく積み重ねてきたか 細胞が いかに稀代的な偶然で 生まれてきたか鏡に写した顔の…

桃色大鼓

白色能力 黒色欲望 虹色赤ちゃん 桃色大鼓でんでんでん ででんのでん と鳴らして透明希望 の… 玉を 抱えて 逃げろ決して 捕まるな!