わたしの骨

びっしょりと冷たい
濡れ衣を
着せられている

もうこうなったら、
肉を脱ぎ捨てるしかない

何ごとも命がけだ

いつの間にか
ビラビラと飾りが付いてしまった


信じてもらうには
純真無垢で愛らしい骨を
見せるしかない

最後の証明

刀を首の根元につきたて
真っ直ぐに切り下ろした
足に降りかかる 
赤いが暖かかった

見て!

白々と光る
無実な
わたしの骨