2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしの骨

びっしょりと冷たい 濡れ衣を 着せられているもうこうなったら、 肉を脱ぎ捨てるしかない何ごとも命がけだいつの間にか ビラビラと飾りが付いてしまった 信じてもらうには 純真無垢で愛らしい骨を 見せるしかない最後の証明刀を首の根元につきたて 真っ直ぐ…

歌う人

鋭い目で 叫んでいた甘ったれた他人にむかって 有象無象が飛び交う空虚に向かって底なしの泥沼から這い上がってきた 息絶え絶えの無頼漢が唾と鼻水を飛び散らせて 断末魔の言葉を 鉄砲のように ばんばん射っていたそして多くのものは 打ち抜かれて くたばっ…

毒なす

女は 見定めた男に種を蒔き 瞬く間に成長させ 養分を吸い上げて 黄色の実をたわわに育て上げる毒なすの雄叫びが夜を裂く平凡な顔に月並みな身体 今一つなファッション 彼女の桜色の唇から飛び出す とろとろが男心を侵食する毒なすの蔓は紫に光って くるくる…

出鱈目な夜

本当に久しぶりにアピア40で友川カズキを見ました! 私にとって、彼のライブに行くということは、ただ単に音楽を聞きに行くということではなく、魂を揺さぶりに行くということで、体力と覚悟がいる行為です。楽しかったとか、素晴らしかったとか、言うつも…

しん しん しん

新 新 新 どんどんかわるのわたしをおいて おもいなどやくたいもないもの?信 信 信 おとなになるほどしんじるというあいまいなことがわからなくなる それはりせいか ほんのうか? それともからっぽなむねをうめるうめくさ?進 進 進 とにかくまえをむいて い…