2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

小さなお花見会

先日友人とふたりで小さなお花見会をしました。 場所は洗足池です。 気のせいか、東北大震災の前よりお店屋さんが寂しくなってました。 まだ二年しか経ってないんだもの、仕方がないし、そのことは絶対に忘れちゃいけないと思う。でも桜は綺麗だった。この漢…

ゆめ

森の奥には 小さなみずうみ 大きな月が浮かんでいる 足先をそっと浸す… 吸い込まれる 吸い込まれていく気がつくと 懐かしい生家 死んだはずのおばあちゃんが 立ち話兄貴が青洟をすすりながら 悪い顔で 子分を引き連れて 闊歩してると、母が白い割烹着を着て …

花曇り

花冷えの夜 肌寒くて 男が忘れていったシャツの 汗臭い匂いを嗅ぎながら 眠った目覚めると 目尻から頬へと 流れの跡 暖かい湯で なかった事にして白い手で1秒1秒紡ぐ それは濃密なようで 陽炎のようでもあり深緑が青ぎった陰を作り 照りつける太陽が 焦げ…

4/2(火曜日) 

高円寺アローンでライブをやります。 開場:19:00、開演:19:30 出演者:鈴木純子(踊り) / ゆり(朗読) / サンダーフック(vo,g)皆様、みにきてくださいね(^_-)

鈴木美代子さん

鈴木美代子さんは普通のオバサン 歩くときは少々がに股 扁平足で地面をのっしのっし踏み固める着るものはアースカラー 彼女なりの哲学で 地球に溶け込む彼女の輪郭デスクワークをするときは 自作の花柄アームカバー ダサいけど、田舎の乙女の初恋を思い出す…

逆Yの字     ー アンテナびんびんナイト即興の詩ー

生きているのに 後ろめたくて お月様にお尻をさらして 脚の間からこっそり覗いた月は黄色く滲んで 脚のあいだでにっこり微笑んで 暖かだった腰が痛くても 脚が突っ張っても 逆Yの字の中心から 活きのいい 小鬼が駆け回り 喝を入れるまで じっとそのままに…脚…

アボカド   ーアンテナびんびんナイトお題の詩ー

花粉症だから 洗濯物は外に干さず 浴室の突っ張り棒に干す 乾燥機のタイマーをセットし 自由になる 何をしようか 丸1日の自由 映画見ようか 本読もうか 何もしないのもいいよね 考えているうちに 眠ってしまい 気がつくとタイマーは 切れていた楽しみながら …

虫干し

新しい光の下に 隠れようとする自分群をひっぱり出し 虫千ししよう 湿っぽい気持ちは蒸化させ かび臭い思いは退治して すかすかの心になって 1日1日の 真新しい本のような匂いの 気体で身体いっぱいにして 軽いステップで過ごせたら電車の中で小さい夢

雛祭り

祭壇には生きの良い魚と緑にたぎった葉っぱ 祝い膳を並べて 乾杯しましょう生き物たちの形は 似たり寄ったり 生き物たちの目も 似たり寄ったり生き物たちの生き様も 似たり寄ったり平和でぬるく穏便に 生き抜くため乾杯で 景気をつけて雌しべたちよ この世に…