ひとひらの雪をすくい うなじにあて じゅうと音が空に響き鬼に賄賂をわたした 後ろめたさで自分の形を しばれる夜に こっそりと隠そうと 小さく丸くなるいにしえの卑弥呼は 朝靄に紛れ 石の斧を振り下ろし その屍を 傍らに 夜毎子守歌を歌ったというわたくし…
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