青白いさやが茎から すうっとさがって ゆれている さやの中の 蠢きが 世を嘆いた私の 肩を抱いて(芯はうずうずと 振動し始めた) さやは地面にあっけなく落ちて ぱかりと割れ とき色の虫が這い出した 虫はいろいろに染まりながら つたつたと這い 啓示を受けた…
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