茫々と 風が吹きすさぶ葦原に ただ棒のように突っ立って ひんがしの山々に向かい 叫ぶのだ曲がらない身体を ぎしぎし軋ませて有らん限りの この世の終わりの声でそれは修羅場のようであり 極楽のようでもあり死ぬ力で 死なない力で 生き延びる力で半世紀前の…
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