豆腐のように

毎日を
ただ淡々と過ごし

先の尖った嬉しいことも、悲しいこともなく
ころころした愉快さと
ぽつんとしたさみしさに
笑ったり 涙ぐんだリし

美味しいとか不味いとかも程々で
あまり揺さぶらないようにして

時には
曇り空が重たい日を選んで
人気のない河原に
寝そべってみたりする
自分がちっぽけな人間で
何かに生かされているのを
身体で受け取って
帰り道は
とっても謙虚になれるから

そう
豆腐のように
ゆららんと
やはらかく
ありたい