あの子はちぎった蝶の羽を 私になげつけた幼稚園のれんげ草は それを目撃し うなだれた花は 確かに見ていた 刺すような視線で小鳥が 蝶の胴体をくわえて 飛び去った チュン チュンと鳴きながらあの子は汚れた指で 花を詰み 先生に差し出した私は 目をつぶり …
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