慟哭

死んでしまった魂が

そこいら中にふかふか浮かんでいる

軋むように生ぬるい夜

 

草のはげた丘にしゃがんで

虚しさを埋めるように酒を吸う

 

あなたはその濡れた陶器のような肌を

ちらちらひけらかして

あちらの彼方に行ってしまった

 

星のないどっしりと重たい空に

押しつぶされて

吐きそうな程声をあげて

口から内臓を撒き散らす

 

生きているのか

死んでいるのか

境目のない喪失感

 

幻の夢を信じるのは残酷で

いつでも逃げようとするぬるりを追い続ける

 

この世を裏返して

あなたの冷たい身体と繋がりたい